CUSTOMER STORY

「生きていてくれるだけでいい」
あの日の願いを、もう一度。

アキさん中学1年生・13歳の息子、草太くんのママ

子どもが大きくなるにつれて、親子の時間は少しずつ変わっていきます。

小さな頃は何でも話してくれたのに、中学生になると友達との時間が増え、自分だけの世界が広がっていく。

そんな成長を嬉しく思う一方で、以前のように気持ちを伝え合う機会は少なくなっていくのかもしれません。

13歳の息子さんのために、オーダーメイド絵本「きみの名前のものがたり」を制作したアキさん。

絵本づくりを通して思い出したのは、息子さんが生まれた日の切実な願いでした。

そして完成した一冊は、普段は少し照れくさくなってしまう親子の間に、思いがけない時間を生み出しました。

01|絵本を作るきっかけ

名前に特別な由来がなくても、
残せる想いがある。

初めて「きみの名前のものがたり」の話を聞いたとき、アキさんは「ものを作るってすごい!」と感じたそうです。

けれど、息子の草太くんの名前には、一文字一文字に特別な意味を込めていたわけではありませんでした。

そのため、名前の由来を絵本にするという話を聞いても、最初は自分たちにはあまり関係のないものだと思っていたといいます。

アキさんは毎年、草太くんの誕生日に手紙を書いてきました。

幼い頃から寝る前には「大事だよ。大好きだよ」と伝え、日々の暮らしの中でも愛情を言葉にしてきたそうです。

だからこそ、改めて想いを一冊の本に残そうとは考えていませんでした。

そんなアキさんが絵本づくりに心を動かされたのは、作品そのものだけでなく、制作者の「制作への想い」でした。

家族の愛情を、今だけでなく未来にも残していきたい。

その考え方に共感したことに加え、普段から自分の気持ちを言葉にしてくれる制作者への信頼も、絵本づくりを始めるきっかけになりました。

名前の由来が特別でなくても、家族が過ごしてきた時間には、残しておきたい想いがある。

そうして始まった絵本づくりは、アキさんが忘れかけていた大切な願いを思い出す時間にもなりました。

02|絵本づくりを通して

忘れかけていた「生きていてくれるだけでいい」という願い。

息子さんが成長するにつれて、アキさんは、できないことに目が向いてしまうときもあったそうです。

小さな頃は、元気でいてくれるだけで嬉しかった。

それなのに、いつの間にか「もっとこうしてほしい」「どうしてできないんだろう」と感じることが増えていました。

そんなアキさんが絵本づくりをきっかけに振り返ったのは、妊娠中や出産当時の記憶でした。

そこで思い出したのは、息子さんが生まれるとき、心の底から願っていたこと。

神様、どうかこの子が無事に生きていてくれますように。それだけで十分です。

あの頃は、何かができるようになることも、立派に成長することも、望んでいませんでした。

ただ、生きていてほしかった。

そして、アキさんは気づきます。

あの日の願いは、今も毎日叶っている。

息子さんが今日も生きていてくれること。

当たり前のように過ぎていく毎日が、本当はどれほどありがたいものだったのか。

その気持ちを思い出してから、アキさんは日々の中で不満に感じることも少しずつ減ってきたように思うと話してくださいました。

03|完成した絵本を見て

絵本の中の息子がかわいくて。
そして、13歳になった姿に胸がいっぱいになりました。

完成した絵本を初めて見たとき、アキさんがまず感じたのは、絵本に描かれた息子さんへの愛おしさでした。

中でも印象に残ったのは、名前に込めた願いが綴られたページです。

アキさんはこれまで、息子さんに「こんな子になってほしい」と自分の願いを押しつけないようにしてきました。

けれど、絵本に書かれた願いを読み返すと、13歳になった息子さんが、その願いに重なるように成長していることに気づいたそうです。

生まれた日のこと。

幼かった頃のこと。

そして、今、目の前にいる息子さんのこと。

絵本のページを通して、これまでの13年間がつながったように感じられたのかもしれません。

アキさんは、その成長を思い、感無量だったといいます。

13歳の草太くんへ贈った絵本をセージグリーンの布と草花の上に置いた表紙写真
草太くんの名前と物語を綴った絵本の表紙
ママが幼い草太くんを抱き、生まれてきてくれてありがとうと伝える絵本の見開き
生まれてきてくれたことへの感謝を伝える見開き

04|親子で絵本を読んだ時間

「こんなふうに思ってくれてたの?」

中学1年生になった草太くん。

普段はテレビに夢中になっていたり、何かを頼まれると面倒くさがったり。

アキさんの言葉に「うるさいな」と返すこともあるそうです。

友達との時間や自分の好きなことが増えていく年頃。

親子で向き合って話すことも、少しずつ照れくさくなっていく時期なのかもしれません。

けれど、完成した絵本を一緒に開いたときは、いつもと少し違いました。

草太くんはアキさんの隣に座り、絵本を1ページずつ丁寧に声に出して読んでくれたのです。

ページをめくりながら、そこに書かれた言葉を確かめるように読み進める草太くん。

そして、ふとアキさんの方を向きました。

少し照れくさそうに、でも嬉しそうにニコニコと笑いながら、目を合わせて尋ねたそうです。

こんなふうに思ってくれてたの〜?

いつもなら照れくさくて、なかなかできないやりとり。

けれど、絵本が間にあることで、母親の想いを受け取り、息子さんも素直な気持ちを見せてくれました。

13歳になっても、伝えたいことがある。

13歳になった今だからこそ、届く言葉がある。

アキさんが草太くんに伝えたいのは、何かができるから大切なのではないということ。

生まれてきてくれたこと。今ここにいてくれること。それだけで、あなたは誰かを幸せにしている。

そのことを、これからも忘れずにいてほしいと願っています。

05|これから先も

いつか家を出るとき、
この絵本を持っていってくれたら。

中学生になり、少しずつ自分の世界を広げていく草太くん。

これから先、親と過ごす時間よりも、友達や大切な人と過ごす時間が増えていくのでしょう。

いつかは親元を離れ、自分の人生を歩んでいく日が来るかもしれません。

アキさんには、そのときに叶えたい願いがあります。

いつか息子が家を出るとき、この絵本を持っていってくれたら嬉しい。

そして将来、大切なパートナーができたときには、その人にも読んでもらえたらと話してくださいました。

同時に、草太くんにも知っていてほしいことがあります。

これから出会う大切な人もまた、そのご家族に愛され、大事に育てられてきた存在だということです。

幼い頃のように、毎日「大好き」と伝え合うことは少なくなっていくかもしれません。

それでも、言葉にして残した愛情は、何年経っても読み返すことができます。

生まれた日の願いを、13歳の今、もう一度。

そして、これから先もずっと。

アキさんと草太くんの物語は、一冊の絵本とともに続いていきます。

MAKE YOUR STORY

今だから、伝えたい想いを一冊に。

子どもが大きくなるほど、愛情を言葉にすることが少し照れくさくなることもあります。「きみの名前のものがたり」は、名前に込めた願いや生まれた日の気持ちを、家族だけのオーダーメイド絵本に残します。いつか大きくなった子どもが、自分がどれほど愛されてきたかを思い出せるように。